ものづくりの名言
ものづくりの精神は、多くの成功者たちの名言からも窺う事ができます。これからものづくりの先輩たちが残した名言をいくつか紹介していきますね。
●人生は「見たり」「聞いたり」「試したり」の3つの知恵でまとまっているが、多くの人は「見たり」「聞いたり」ばかりで一番重要な「試したり」をほとんどしない。ありふれたことだが失敗と成功は裏腹になっている。みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ない。
まずは本田総一郎から。オートバイでは、世界一のシェアを誇るホンダは、代々技術畑出身の社長であることも有名ですね。これは本田宗一郎と共にホンダを世界に名だたる企業に成長させた藤沢武夫のポリシー、「社長は技術畑出身であるべき」という言葉を守り続けているからなのだそうです。
●これはみな外国品ばかりではないか。こんなことで日本の将来をどうする。 今に私は立派な国産品をつくって、きっと外国品を追っ払ってみせる。
トヨタグループの創業者、豊田佐吉は発明家でした。こうした精神が、後に純国産自動車の成功を作り上げることに繋がっているわけですね。
●仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事なことは些細と思われること、平凡と思われることも疎かにしない心がけである。
パナソニックの創業者、松下幸之助は実は小学校中退という履歴の持ち主です。幼いころにかなり苦労をしたことでも有名。そして松下幸之助は、自分自身の成功は運があったからだと明言しているのです。運を掴むことができたのは、心掛けがあったからこそと言えます。
●日本ではブームに乗ったと思ったら執着しないほうがいい。それはもう売れなくなるという意味だと受け止めるべきで、善後策をたてておかないと手痛い目にあう。一つの価値観や目先の目標にとらわれないことこそ大切。
ニンテンドー中興の祖として知られる、山内溥。彼は社長時代、独自の理論を持ったワンマン経営者であったことでも有名です。そんな山内は、「成功者の言葉ならなんでもかんでも金科玉条のようにあがめるのはおかしい。」とも言っています。結局真似や後追いでは限界があるのは紛れもない事実ですね。
インターネットを使っている人であれば、誰でも一度はお世話になったことがある、グーグルの企業理念に、
●ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
●1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
というものがあります。日本のものづくりも、お手本にしたいような言葉です。
ものづくりに対する名言は、他にもさまざまなものがあります。興味があったら、ぜひ調べてみて下さいね。